

令和6年度の介護報酬改定に合わせて、LIFEが新システムに移行されたのは知っていますか?

科学的介護情報システムのLIFEのことですか?移行作業が必要になるという案内は見ましたが、うちの事業所ではまだLIFEを導入していないので詳しいことは確認していないんです。
ケアの見直しや改善に役立つそうなので、活用していきたいとは思っているんですけど、何だか難しそうで・・・

新しいLIFEシステムでは、現場の作業負担の軽減も考慮して、令和3年度に稼働したLIFEシステムの操作面でのわかりにくい点が改善されたり、入力項目やデータ提出のタイミングが見直されたんですよ。活用したいと思っていたら、今が始めどきかもしれませんね。

へぇ~、そうなんですね。実は「LIFE」そのものについても詳しいことは知らないので、教えてもらえませんか?

わかりました。LIFEについては、厚生労働省のホームページに情報が集約されています。その中から抜粋してお伝えしますね。
・科学的介護情報システム(LIFE)について [厚生労働省のホームページが開きます]
・LIFE(科学的介護情報システム)のホームページ [厚生労働省のホームページが開きます]
LIFE(科学的介護情報システム)とは?
科学的介護情報システム(LIFE:Long-term care Information system For Evidence)は、介護サービス利用者の状態やケアの計画・内容についてのデータを全国の介護施設・事業所から集め、集めたデータを分析し、その結果をフィードバックする情報システムです。
介護施設や事業所でLIFE を利用し、記録したデータやフィードバックを活用して今後のケア(介護サービス)を見直し、繰り返し改善していく取り組み(PDCA)が期待されています。引用元:「LIFEクイックガイド」[ LIFE(科学的介護情報システム)の操作マニュアル・よくあるご質問等ページが開きます ]
どんな介護サービスでLIFEが活用できる?LIFEの活用等が要件に含まれる加算一覧
令和6年度介護報酬改定において、LIFE の活用等が要件に含まれる加算は以下のものがあります。
施設サービスでLIFEの活用が要件に含まれる加算

通所系・居宅系・多機能サービスでLIFEの活用が要件に含まれる加算(リハビリテーションを除く)

リハビリテーション関連サービスでLIFEの活用が要件に含まれる加算

引用元:LIFEの利活用方法の手引き「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き(本編)[PDF]」第3版(2024年11月26日)
LIFEへのデータ提出を必要とする加算と対応する様式
これらの加算を算定するには、計画書等の様式情報をLIFEへ提出することが求められます。また、LIFEのフィードバック機能を活用し、利用者の状態やケアの実績の変化を確認し、計画書等の改善につなげていくことが必要です。


引用元:LIFEの利活用方法の手引き「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き(本編)[PDF]」第3版(2024年11月26日)
参考資料のご案内
様式例やLIFEへの情報提出頻度 については、以下の資料にまとめられています。確認しておくとよいでしょう。
2024年3月15日 科学的介護情報システム(LIFE)関連加算に関する基本的な考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について[厚生労働省のホームページが開きます]
また、記事内で使用した画像の引用元の資料は以下のWebサイトからダウンロードできます。随時更新されているので、最新版をご確認ください。
LIFE(科学的介護情報システム)のホームページ>操作マニュアル・よくあるご質問等>「LIFEの利活用方法の手引き」>「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き(本編)[PDF]」